二つの足

手数料と為替コストが入れ替わる点

3分 · 5 10月 2026の記事

米国株を円で買うときのコストには、手数料と為替コストの二つがあります。手数料には上限がありますが、為替コストにはありません。そのため、注文額がある大きさを超えると、為替コストが手数料を上回ります。このページでは、その逆転の仕組みを説明します。

同じ注文、同じ手数料、違う合計

手数料の欄は二社で同じ。違いは欄の外にある。

注文金額楽天SBI差
300,000円2,436円1,485円951円
700,000円5,685円3,465円2,220円
1,000,000円6,640円3,469円3,171円
3,000,000円12,982円3,469円9,513円
10,000,000円35,181円3,469円31,712円

二つのコストの性質

手数料は、注文額に比例して増えますが、上限に達すると固定されます。一方、為替コストは、注文額に比例して増え続け、上限がありません。

この性質の違いが、注文が大きいときに重要になります。

逆転が起こる理由

注文額が小さいうちは、手数料の方が為替コストより大きいことが多いです。しかし、注文額が大きくなると、手数料は上限で止まりますが、為替コストは増え続けます。

その結果、ある注文額を超えると、為替コストが手数料を上回ります。

逆転点は証券会社によって異なる

逆転が起こる注文額は、手数料の上限と為替スプレッドの大きさによって決まります。手数料の上限が低く、為替スプレッドが広い証券会社ほど、逆転は早く起こります。

このサイトの表では、二つの証券会社の逆転点を比較できます。

手数料が同じでも、合計は同じにならない

上の表には、同じ注文額に対する手数料と為替コストが、二つの証券会社について表示されています。手数料の列は、両社で同じです。

しかし、為替コストの列は、為替スプレッドの違いにより、両社で異なります。そのため、総コストも異なります。

逆転後のコスト差は広がる

逆転点を超えると、為替コストの差がそのまま総コストの差になります。注文がさらに大きくなると、為替コストの差も比例して大きくなります。

つまり、大口の注文では、為替スプレッドの狭い証券会社を選ぶことが、コスト削減に大きく影響します。

コストを比較する際の注意

手数料と為替コストは、別々に表示されるため、総コストを把握するには両方を合算する必要があります。手数料だけを見て判断すると、誤った結論になります。

特に、注文額が大きい場合は、為替コストの影響が大きいため、必ず為替スプレッドを確認してください。

逆転の要点

手数料の上限あり
為替コストの上限なし
逆転の原因上限の有無の違い
逆転後の差広がる
最初の1株を買う前に

手数料と為替についてよくある質問

手数料と為替コストはどちらが重要ですか?

注文額によって異なります。少額の注文では手数料が、大口の注文では為替コストが重要になります。

逆転点はどのように計算しますか?

手数料の上限額を為替スプレッドの料率で割ることで、おおよその逆転点を計算できます。ただし、為替レートによって変動します。

逆転点を超える注文をする場合、どうすればよいですか?

為替スプレッドの狭い証券会社を選ぶことで、為替コストを削減できます。また、外貨決済を利用する方法もあります。

この表の為替コストは正確ですか?

表の為替コストは、公開されている為替スプレッドと、独立した為替レートから計算した理論値です。実際のコストは、約定時のレートによって異なります。

手数料が無料の証券会社では、為替コストだけ考えればよいですか?

手数料が無料でも、為替コストはかかります。為替スプレッドが広い場合、手数料が有料の証券会社より総コストが高くなることがあります。

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