手数料と為替コストが入れ替わる点
米国株を円で買うときのコストには、手数料と為替コストの二つがあります。手数料には上限がありますが、為替コストにはありません。そのため、注文額がある大きさを超えると、為替コストが手数料を上回ります。このページでは、その逆転の仕組みを説明します。
同じ注文、同じ手数料、違う合計
手数料の欄は二社で同じ。違いは欄の外にある。
| 注文金額 | 楽天 | SBI | 差 |
|---|---|---|---|
| 300,000円 | 2,436円 | 1,485円 | 951円 |
| 700,000円 | 5,685円 | 3,465円 | 2,220円 |
| 1,000,000円 | 6,640円 | 3,469円 | 3,171円 |
| 3,000,000円 | 12,982円 | 3,469円 | 9,513円 |
| 10,000,000円 | 35,181円 | 3,469円 | 31,712円 |
二つのコストの性質
手数料は、注文額に比例して増えますが、上限に達すると固定されます。一方、為替コストは、注文額に比例して増え続け、上限がありません。
この性質の違いが、注文が大きいときに重要になります。
逆転が起こる理由
注文額が小さいうちは、手数料の方が為替コストより大きいことが多いです。しかし、注文額が大きくなると、手数料は上限で止まりますが、為替コストは増え続けます。
その結果、ある注文額を超えると、為替コストが手数料を上回ります。
逆転点は証券会社によって異なる
逆転が起こる注文額は、手数料の上限と為替スプレッドの大きさによって決まります。手数料の上限が低く、為替スプレッドが広い証券会社ほど、逆転は早く起こります。
このサイトの表では、二つの証券会社の逆転点を比較できます。
手数料が同じでも、合計は同じにならない
上の表には、同じ注文額に対する手数料と為替コストが、二つの証券会社について表示されています。手数料の列は、両社で同じです。
しかし、為替コストの列は、為替スプレッドの違いにより、両社で異なります。そのため、総コストも異なります。
逆転後のコスト差は広がる
逆転点を超えると、為替コストの差がそのまま総コストの差になります。注文がさらに大きくなると、為替コストの差も比例して大きくなります。
つまり、大口の注文では、為替スプレッドの狭い証券会社を選ぶことが、コスト削減に大きく影響します。
コストを比較する際の注意
手数料と為替コストは、別々に表示されるため、総コストを把握するには両方を合算する必要があります。手数料だけを見て判断すると、誤った結論になります。
特に、注文額が大きい場合は、為替コストの影響が大きいため、必ず為替スプレッドを確認してください。
逆転の要点
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手数料と為替についてよくある質問
手数料と為替コストはどちらが重要ですか?
注文額によって異なります。少額の注文では手数料が、大口の注文では為替コストが重要になります。
逆転点はどのように計算しますか?
手数料の上限額を為替スプレッドの料率で割ることで、おおよその逆転点を計算できます。ただし、為替レートによって変動します。
逆転点を超える注文をする場合、どうすればよいですか?
為替スプレッドの狭い証券会社を選ぶことで、為替コストを削減できます。また、外貨決済を利用する方法もあります。
この表の為替コストは正確ですか?
表の為替コストは、公開されている為替スプレッドと、独立した為替レートから計算した理論値です。実際のコストは、約定時のレートによって異なります。
手数料が無料の証券会社では、為替コストだけ考えればよいですか?
手数料が無料でも、為替コストはかかります。為替スプレッドが広い場合、手数料が有料の証券会社より総コストが高くなることがあります。
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